【受験日記】学習期間1カ月でマーケティング・ビジネス実務検定B級に合格した話

マーケティング・ビジネス実務検定

ここでは、マーケティング・ビジネス実務検定B級に合格するための勉強法や試験概要、難易度などをご紹介します。受検時にマーケティング・ビジネス実務検定B級の情報収集をしましたが、体験記はあまり公開されていないようでした。であれば、私の受検記も誰かしらのお役に立つかもと考えた次第です。今後受検される方、受検を検討されている方の参考になれば幸いです。

なお本記事は、私が2022年6月にマーケティング・ビジネス実務検定B級・C級を受検したときのことをまとめていますが、引用先などはなるべく最新のものになるよう調べて書きました。またC級も併願して合格しましたが、ここではB級を中心に紹介します。

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マーケティング・ビジネス実務検定B級受検のきっかけ

どこかも記事にも記載しましたが、私はマーケターやコンサルタントではないものの、仕事の関係上デジタルマーケティングの基本的な知識は有しています。知識確認のためにマーケティング関連の資格を取得したいと考えてはいましたが、民間検定は数が多く、国家資格はオーバースペックな中小企業診断士しかないため、決めあぐねていました。

あるとき、会社の同僚がマーケティング・ビジネス実務検定B級に合格したたと耳にしました。話によると、マーケティング全般について問われる内容であること、年に数回実施していること、上位資格のA級が会社の推奨取得資格であるなど、これなら受検してもいいかな、と思う内容でした。さっそく次の試験日を調べてみると…なんと翌月に開催されるではないですか。翌月の受検を逃すと次が半年先となってしまうので、申し込むことにしました。

マーケティング・ビジネス実務検定B級の試験範囲

公式サイトによると、マーケティング・ビジネス実務検定は特定の業種・業界にとらわれない共通のマーケティング知識が求められ、仕事で役立つ実務知識が習得できる点が特徴となっています。C級からA級まで3段階のレベルが用意されており、C級はマーケティング・オペレーション基礎レベル(定型業務ができるレベル)、B級はマーケティング・オペレーション応用レベル(業務の運営ができるレベル)、A級はマーケティング・マネジメントレベル(戦略立案、意思決定や管理、判断業務ができるレベル)となっています。なお受検資格は特になく、年齢・国籍問わず誰でも受検できます。

試験科目は「マーケティング知識」「マーケティング事例」のふたつ。B級の合計点および制限時間はマーケティング知識が200点・1時間45分、マーケティング事例は100点・1時間となっています。合格基準点は、2科目合計点(300点)の70%(210点)を基準として、試験委員長が定める点とのこと。なかなかのボリュームです。試験範囲は少々複雑なので、以下の公式サイトを参照ください。

各級の詳細 | 検定試験の紹介 | マーケティング・ビジネス実務検定(R)
マーケティング・ビジネス実務検定®はA級・B級・C級と3つの級に分かれています。それぞれの級の特徴についてまとめております。

B級の受検料は6,800円です。A級またはC級との併願も可能でしたので、私はC級と併願しました。B級・C級併願の場合、金額は12,500円です。

マーケティング・ビジネス実務検定B級の試験対策

書籍を使った学習

マーケティング・ビジネス実務検定B級の公式テキストは、2種類あるようです。ひとつは「アドバンス マーケティング・ビジネスハンドブック〈改訂2版〉」。もうひとつは「マーケティング・ビジネス実務検定アドバンスト版テキスト〔第5版〕」です。両者の違いがわからず、私は問題集なども購入したため、前者のテキストを購入しました。なお、問題集は国際実務マーケティング協会(マーケティング・ビジネス実務検定の運営元)のみの販売のようです。問題集をまとめた書籍のほか、公式テキストとのセット販売、直近の試験問題とのセット販売などさまざまな種類がありますので、予算と相談して決めましょう。

試験対策 | マーケティング・ビジネス実務検定(R)
試験対策 の記事 マーケティング・ビジネス実務検定(R) どの業界どの職種でも通用するマーケティングのスキルを磨く
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今回は、書籍と問題集のみで試験に臨みました。まずは、公式テキストの読み込みです。過去にウェブ解析士を受験した経験から、ある程度のマーケティング知識はありましたが、正直フィリップ・コトラーの言葉などは全然知りませんでした。またマーケティング・ビジネス実務検定B級では小売に関する知識も必要で、まったくの門外漢であるため覚えるのに苦労しました。

ひと通り読んだあとは、ひたすら問題集をこなします。マークシート式ではないものの、問題は正誤式や選択式などで占められているため、消去法でも回答できます。ただし消去法で正解したとしても、解説文を読むなどして「なぜその選択が正解なのか」を理解することが重要です。

なおマーケティング事例の問題集は、正直あまり役立ちませんでした。というのもマーケティング事例は毎年のトピックを基に試験問題が作成される傾向があり、日ごろニュース記事をどれだけ読んでいるかが勝負の分かれ目になる可能性が高いからです。とはいえ、過去のニュース記事をいまから読み漁るのは難しいので、公式テキストのみ読んで、あとは過去の自分を信じることにしました(笑)。

勉強時間ですが、平日は仕事帰りに30分~1時間、休日も1時間程度勉強しました。合計30時間程度でしょうか。ただし私はデジタルマーケティングおよびマーケティングの基礎知識は有していましたので、まったくの未経験の方は2倍くらいの時間をみておくとよいかもしれません。

本記事を書く際に改めて調べたところ、Quizletに以下のような用語集がありました。Quizletとは、スマートフォン上で利用できる単語カードアプリです。無料で利用できるので、試してみるとよいかも。

Captcha Challenge…

マーケティング・ビジネス実務検定B級の受検と結果

前述の通り、マーケティング・ビジネス実務検定はWeb試験で行われます。試験2週間くらい前に、マイページのURLが書かれたメールが届きます。こちらのマイページで受検票の発行や合否発表、(合格した場合は)合格証の発行などが行えます。

事前登録を済ませてさらに数日後、Web試験ページのURLが届きます。本試験前に動作確認を兼ねたデモテストが提供されるため、必ず受けましょう。

なお試験時間は決まっていますが、開始時間はマーケティング・ビジネス実務検定B級の場合マーケティング知識が9:00~14:00、マーケティング事例が9:30~15:15の間で自由に決められます。運営側からは午後からの受検を勧められましたが、私はC級と併願しているので、早めに受検することにしました。

ということで、まずはC級からスタート。いきなり、見たこともないような問題が目に飛び込んできました。B級はC級の上位であることから、B級の勉強だけしておけば大丈夫だろうと考えていたのですが、試験範囲が微妙に異なるのか、C級独自の問題も散見されました。かなり苦しみながらも、回答を終えました。

さて、次はいよいよ本命のB級です。しかしC級で集中力を使ったため、疲労感が生じてきました。試験をはじめたばかりなのに、これは危険です…が、回答しないわけにはいきません。疲労困憊しつつも、何とか回答しました。

試験時間が終了してから数時間後、メールで問題冊子と回答冊子が届きます。これはかなり親切です。さっそく答え合わせを行ったところ、マーケティング知識184点、マーケティング事例90点とかなり良い点を取ることができました。正式な合否は翌月にマイページで発表されました。結果は以下の通りです。

B級・C級ともに合格です! 試験料とテキスト代、問題集代など結構な出費だったので、なんとか合格できてよかったです。今回購入した公式テキストはA級にも対応しているようなので、A級受検時には再度活躍してもらおうと思います。

しかし試験時間が長くなるわ、前述の公式テキストには掲載されていない問題が出題されるわと、正直きつかったです。おそらく、問題については、おそらくC級向け公式テキストには掲載されているのでしょう。今後受検を検討されている方は、C級から順次チャレンジしていくか、いきなりB級からチャレンジすることをお勧めします。

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